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12月8日のニュース

国会原発事故調査委 正式発足

東京電力福島第一原子力発電所の事故原因を究明する国会の「事故調査委員会」が、8日、正式に発足し、今後、政府や東京電力などから、関係者を呼んで公開で話を聞いたり、資料の提出を求めるなどして、来年6月をめどに報告書を取りまとめることにしています。
この「事故調査委員会」は、国会が政府と独立した形で福島第一原発の事故原因の究明を進めるため、有識者の委員10人の構成で設置したものです。
8日は「事故調査委員会」の委員長を務める日本学術会議の元会長の黒川清氏や、委員に就任するノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏らメンバーに辞令が手渡され、委員会が正式に発足しました。
このあと委員会の調査に協力して当たる衆・参両院の合同協議会が開かれ、出席した「事故調査委員会」の黒川委員長は、「『国民の、国民による、国民のための調査』という心積もりだ」と述べたほか、田中委員は「私の専門は、原子力ではないが、今回の原発事故で引き起こされた問題を解決するには、さまざまな学術や技術を総動員しないといけない」と述べました。
「事故調査委員会」は、政府の「事故調査・検証委員会」とは異なり、原則、公開で行われます。
また、委員会は、民間人で構成されていますが、委員会の出席や資料の提出を拒否された場合であっても、国会に与えられている強制力のある「国政調査権」を行使するよう衆・参両院の「合同協議会」に要請できるようになっており、こうした強い権限をもって、政府や東京電力などから、関係者を呼んで話を聞いたり、資料の提出を求めるなどして事故原因の究明に当たります。
「事故調査委員会」は、近く初会合を開いて調査を始め、来年6月をめどに報告書を取りまとめ、両院の議長に提出することになっています。

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