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12月5日のニュース

保安院 東電に再発防止策指示

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の処理施設で、内部被ばくが問題になる放射性ストロンチウムを含む汚染水の水漏れが見つかった問題で、原子力安全・保安院は、東京電力に原因の究明と再発防止策を報告するよう指示しました。
福島第一原発では、汚染水から放射性物質を取り除いたあとに塩分を除去する装置から、少なくとも45トンの汚染水が施設の中に漏れ出し、一部が建物の土台のひび割れなどから外に流れ出たのが、4日、見つかりました。
その後の調査で、施設近くの側溝に通じる排水路から放射性セシウムが検出され、東京電力は、汚染水が排水路から海に流れ出た可能性もあるとみて調べています。
汚染水には、内部被ばくが問題になる放射性ストロンチウムも含まれていますが、分析に2週間ほどかかり、東京電力は調査を急ぐことにしています。
これを受けて、原子力安全・保安院は、現地に検査官を派遣して、現場の状況や対策などを確認し、原因の究明や再発防止策を報告するよう指示しました。
今回の水漏れで、東京電力は、最大で21時間、水漏れに気付かなかったということで、森山善範原子力災害対策監は、「水漏れを防ぐために最近設置した『せき』にひび割れがあって側溝に漏れ出しているうえ、発見も遅く、巡視態勢も見直す必要がある。対策を報告させ、点検したい」と話しています。
一方、国と東京電力が進めている事故の収束に向けた工程表への影響については、「原子炉の冷却や汚染水の処理は安定的に行われているので、直ちに影響はないと思う」と述べました。

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