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12月4日のニュース

第一原発周辺 海水濃度横ばい

東京電力福島第一原子力発電所の周辺で3日に採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、全体として横ばいの傾向が続いています。
福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
このうち、3日に2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たり▽セシウム134が国の基準の3.5倍の0.21ベクレル検出され、前の日をわずかに上回りましたが、▽セシウム137は2.6倍の0.23ベクレルで前の日を下回りました。
また、3号機の取水口付近では▽セシウム134が基準の7.8倍の0.47ベクレル検出され、▽セシウム137が6.3倍の0.57ベクレルで、いずれも前の日を僅かに上回りました。
しかし、全体としては2号機、3号機ともに横ばいの傾向が続いています。
一方、3日、福島第一原発と第二原発の放水口付近など沿岸の4か所で行われた調査では、2か所で放射性セシウムが検出されましたが、基準を大幅に下回りました。

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