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12月3日のニュース

原発事故相 事故後の対応陳謝

細野原発事故担当大臣は、東京電力福島第一原子力発電所の事故で損害を受けた地元自治体が開いた大会に出席し、事故後の政府の対応が必ずしも十分な結果を出せていないと陳謝したうえで、今後の除染活動などに全力で取り組む決意を示し、理解を求めました。
この大会は、原発事故の影響で町の全域が警戒区域に指定されている福島県の大熊町など、8つの自治体が開いたもので、いわき市の会場には1000人を超える人が集まり、政府から細野原発事故担当大臣と平野復興担当大臣らが出席しました。
この中で細野大臣は「3月11日以降、事故の収束に向けた政府の対応が必ずしも十分な結果を出せておらず、心からおわびを申し上げる」と述べ、陳謝しました。
そのうえで細野大臣は「何としても年内に原発の冷温停止の状態を達成し、サイトの中の事故は収束したと説明ができるよう、最後まで頑張りたい。また、皆さんのかけがえのない土地を汚してしまったが、除染は、経済の問題を度外視してやりきる覚悟だ」と述べ、政府の対応に理解を求めました。
また、大会で、国と東京電力に対し、すべての損害に対する完全な賠償を求めることなどが決議されたことを受け、平野復興担当大臣は「決議を重く受け止めなければならない。政府として、しっかり取り組むことを約束したい」と述べました。

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