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11月17日のニュース

工程表ステップ2 年内終了へ

国と東京電力は、福島第一原子力発電所の事故の収束に向けた工程表で、目標としている、年内に原子炉の温度が安定して100度以下となり放射性物質の放出を抑えるとする「冷温停止」の状態を実現し、「ステップ2」を終了できるという見通しを示しました。
国と東京電力は、福島第一原発の事故収束に向けて、目標や作業のスケジュールを示した工程表について、月に一度の見直しを行い、17日、新たな内容を公表しました。
それによりますと、1号機から3号機の原子炉は、温度計の誤差が最大で20度ほどあるものの、底の辺りの温度が、比較的高い2号機と3号機で、70度ほどで、誤差を含めて100度以下とみられ、冷却が着実に進んでいるとしています。
また、先月下旬、1号機の原子炉建屋を覆うカバーが完成したり、海への放射性物質の流出を防ぐ遮水壁の準備工事を始めたりするなど、放射性物質の外部への放出を抑える対策が行われているとしています。
さらに新たに原発から放出される放射性物質の量は、1時間当たりおよそ6000万ベクレルと推定され、事故当初に比べ1300万分の1まで減り、原発の敷地境界で、新たな放射性物質による被ばく線量も、年間最大で0.1ミリシーベルトと評価しています。
細野原発事故担当大臣は、記者会見で、目標としている年内に原子炉の温度が安定して100度以下となり、放射性物質の放出を抑えるとする「冷温停止」の状態を実現し、「ステップ2」を終了できるという見通しを示しました。
そのうえで細野大臣は「あらゆる事態に対応できるために、多重の対策が大事で、地震や津波のときでも原子炉を冷却ができるようにしたい。また『警戒区域』については、ステップ2の終了が大きな節目となるので、終了後の年内にも、その考え方を示したい」と述べました。
「冷温停止」の実現は、今後も原子炉の冷却などを保てることが条件で、国の原子力安全・保安院が、東京電力が示した中期的な計画について、妥当かどうかを評価することにしています。

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