東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

11月15日のニュース

原発事故避難者 内部被ばく検査へ

東京電力福島第一原子力発電所の事故による健康への影響の調査が課題となっているなか、愛媛県は、福島県から避難してきた人に対し、「内部被ばく」の検査を実施する方針を固め、対象となる人や費用の負担などについて調整を進めています。
放射性物質が体の中に入り込む「内部被ばく」の検査は、福島県や茨城県にある専門機関などで、主に妊婦や子どもを対象に行われています。
ただ、福島県からほかの県に避難している人も多く、避難先でも検査が受けられるようにしてほしいという声が出ています。
こうした声を受けて愛媛県は、県が所有する「ホールボディカウンター」と呼ばれる専用の測定器を使って、福島県から避難してきた人たちが県内の施設で内部被ばくの検査を受けられるようにする方針を固めました。
愛媛県には、先月20日の時点で、福島県から160人が避難しているということで、愛媛県は、対象となる人や検査の方法、それに費用の負担などについて調整を進めています。
福島県によりますと、県外に避難している人を対象した内部被ばくの検査は大学などでも行われていますが、都道府県では新潟県に次いで2番目です。

11月15日のニュース一覧