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11月5日のニュース

2・3号機取水口 変動は僅か

東京電力福島第一原子力発電所周辺で、4日に採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、2号機と3号機の取水口付近では、ともに変動は僅かで、全体的には横ばいの傾向が続いています。
福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
このうち、4日に2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たりセシウム134が国の基準6.2倍の0.37ベクレル、セシウム137が5.2倍の0.47ベクレル検出され、前の日を上回りました。
また、3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の12倍の0.73ベクレル、セシウム137が9.9倍の0.89ベクレルで、前の日を下回りました。
しかし、ともに変動は僅かで、全体的には横ばいの傾向が続いています。
一方、3日と4日に、沿岸と沖合の合わせて7か所で行われた調査では、5号機と6号機の放水口から北に30メートル付近など、3か所で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも基準を大幅に下回っています。

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