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10月30日のニュース

2・3号機取水口 横ばい傾向

東京電力福島第一原子力発電所周辺で29日採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、2号機と3号機の取水口付近ではともに変動は小さく、全体として横ばいの傾向が続いています。
福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
このうち、29日、2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たり、セシウム134が国の基準の5倍の0.3ベクレル、セシウム137が4倍の0.36ベクレル検出され、前の日とほぼ同じでした。
また3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の16倍の0.97ベクレル、セシウム137が13倍の1.2ベクレル検出され、こちらも前の日とほぼ同じで、いずれも全体としては横ばいの傾向が続いています。
一方、沿岸の7か所で行われた調査では、5号機と6号機の放水口から北に30メートル付近など3か所で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも基準を大幅に下回っています。

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