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10月29日のニュース

2・3号機 横ばい傾向続く

東京電力福島第一原子力発電所周辺で28日採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、2号機と3号機の取水口付近ではともに変動は小さく、全体として横ばいの傾向が続いています。
福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
このうち、28日2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たり、▽セシウム134が国の基準の5倍の0.3ベクレル、▽セシウム137が4.1倍の0.37ベクレル検出され、前の日を下回りました。
また、3号機の取水口付近では、▽セシウム134が基準の18倍の1.1ベクレル、▽セシウム137が14倍の1.3ベクレル検出され、前の日を上回りました。
いずれも変動は小さく、全体としては横ばいの傾向が続いています。
一方、沿岸の13か所で行われた調査では、5号機と6号機の放水口から北に30メートル付近など3か所で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも基準を大幅に下回っています。

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