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9月21日のニュース

冷温停止 内部温度確認も必要

国と東京電力は、福島第一原子力発電所の事故収束に向け、原子炉の温度を100度より低くするなどして「冷温停止状態」にする計画について、予定より前倒しし、年内の達成を目指すことになりました。
専門家は「原子炉の外側だけでなく、内部の温度もシミュレーションで確かめる必要がある」と指摘しています。
国と東京電力が、20日見直した福島第一原発の事故収束に向けた工程表では、1号機から3号機で、新たに格納容器の中の汚染された気体を抜いて浄化する設備の工事を来週にも開始し、放射性物質の放出量を抑えることになりました。
また原子炉への注水方法も改善し、1号機と3号機に加えて2号機でも、原子炉の温度が100度を下回るようにするとしています。
国と東京電力は、原子炉の温度が安定的に100度を下回り、建屋からの放射性物質の放出を大幅に抑えた「冷温停止状態」にする計画について、予定の来年1月から前倒しし、年内の達成を目指すことになりました。
しかし今回の事故では、燃料が溶け落ちたため原子炉内部の状態が詳しく分かっておらず、住民の安全を確保するためには対応が不十分だという指摘も出ています。
原子炉が専門でエネルギー総合工学研究所の内藤正則部長は、「100度といっても今測定しているのは原子炉の外側で、内部が100度を下回っているかをシミュレーションで確かめる必要がある。また確率は低いが再び核反応が起きる『再臨界』などの危険性がないかを証明することも必要だ」と指摘しています。

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