東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

9月20日のニュース

工程表見直し 汚染の気体浄化

国と東京電力は、福島第一原子力発電所の事故収束に向けた工程表を見直し、原発からの放射性物質の放出を減らすため、新たに格納容器の中の汚染した気体を抜いて浄化する対策を示しました。
こうした取り組みで、原子炉を「冷温停止状態」にする計画について、当初予定していた来年1月を前倒しし、年内の達成を目指すことにしています。
国と東京電力は、福島第一原発の事故収束に向けて作った工程表について、月に一度の見直しを行い、その結果を公表しました。
それによりますと、福島第一原発から放出された今月前半の放射性物質の量は、原子炉ごとに詳しく調べた結果、1時間当たりおよそ2億ベクレルで、事故直後に比べると400万分の1と、減少傾向にあると評価しています。
また1号機では、現在進めている建屋全体を覆うカバーを来月中旬に完成させるとともに、1号機から3号機では、新たに原子炉が入った格納容器の中の汚染した気体を引き抜いてフィルターで浄化する設備の設置工事を来週にも開始し、放射性物質の放出量を抑える対策を進めることを示しました。
さらに原子炉への注水方法も改善し、1号機と3号機に加えて2号機についても、原子炉の温度が100度を下回るようにするとしています。
国と東京電力は、工程表のうち来年1月までの「ステップ2」で、原子炉の温度が安定的に100度を下回り、建屋からの放射性物質の放出を大幅に抑える「冷温停止状態」にする計画でしたが、取り組みが着実に進んでいるとして、当初予定していた来年1月を前倒しし、年内の達成を目指すことにしています。
内閣府の園田政務官は「事故の収束に加え、住民の帰宅に向けて国の責任で除染をしっかり行うとともに、インフラの整備も自治体と相談して進めたい」と話しています。

9月20日のニュース一覧