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9月15日のニュース

2号機取水口濃度 わずか上昇

東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水に含まれる放射性セシウムの濃度は、2号機の取水口付近で前の日をわずかに上回った一方で、3号機の取水口付近では前の日の半分以下になりました。
福島第一原発周辺では、東京電力が取水口付近などで海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。
このうち、14日、2号機の取水口付近で採取した海水に含まれる放射性物質は、1cc当たり、セシウム134が国の基準の6倍の0.36ベクレル、セシウム137が4.8倍の0.43ベクレルで、前の日をわずかに上回りました。
2号機の取水口付近の海水からは4月にセシウム137が国の基準の110万倍の濃度で検出されています。
一方、3号機の取水口付近では、1cc当たり、セシウム134が基準の3.7倍の0.22ベクレル、セシウム137が3.2倍の0.29ベクレルで、前の日の半分以下になりました。
このほか、沿岸と沖合の合わせて10か所で行われた海水の調査では、5号機と6号機の放水口から北に30メートル付近で放射性セシウムが検出されましたが、国の基準は下回りました。

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