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9月13日のニュース

保安院長 福島県議会で陳謝

東京電力福島第一原子力発電所の事故を独自に検証する福島県議会の全員協議会に、経済産業省原子力安全・保安院の深野弘行院長が出席し、「あってはならない事故を防ぐことができず、心からおわび申し上げます」と陳謝しました。
全員協議会は、福島県議会が原発事故を独自に検証しようと開いたもので、議会側の要請で、原子力安全・保安院の深野院長が出席しました。
深野院長は、冒頭、原発事故について「多量の放射性物質が放出されるという、あってはならない事故を防ぐことができず、事務方の責任者として心からおわび申し上げます」と陳謝しました。
また、先週、鉢呂前経済産業大臣が福島県を視察したあとの一連の発言の責任を取って辞任したことについて、「前大臣の発言で、特に福島県民の皆様に多大な不信の念を抱かせてしまったことに、経済産業省の一員としておわび申し上げます」と重ねて陳謝しました。
事故の収束に向けた状況については、「原発は安定してきているが、課題は多く、まだ収束できていない。全力で冷温停止に取り組んでいきたい」と述べました。

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