東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

9月11日のニュース

東電社長 改めて謝罪のコメント

東京電力福島第一原子力発電所の事故から11日で半年になります。
今もなお、事故の収束に至らず、多数の住民が避難を余儀なくされているなかで、東京電力の西澤俊夫社長は「発電所周辺や福島県民、国民の皆さまに大変なご迷惑とご心配をかけていることをおわびします」というコメントを出し、改めて謝罪しました。
ことし3月11日の福島第一原発の事故から11日で半年になりましたが、原子炉の冷却や高濃度の汚染水の処理など事故の収束作業は多くの課題を抱え、今もなお多数の住民が避難を余儀なくされています。
事故から半年を受けて、11日、東京電力の西澤社長がコメントを出し、「発電所周辺や福島県民、国民の皆さまに大変なご迷惑とご心配をかけていることに心よりおわび申し上げます」と改めて謝罪しました。
そのうえで、「避難されている方に一日も早くご帰宅いただけるよう全力で取り組んで参ります」としています。
福島第一原発を巡っては、原子炉の温度は100度前後まで下がっていますが、原子炉の冷却に伴って生じる高濃度の汚染水が施設内に10万トン以上たまっています。
収束への工程表で示している来年1月までに原子炉の温度を100度以下に継続して保つ「冷温停止」を達成するために、汚染水を増やさずに原子炉を安定的に冷やせるかが課題で、今後、東京電力は原子炉の冷却や汚染水の処理計画を見直すことにしています。

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