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9月8日のニュース

首相 原発事故作業員らを激励

野田総理大臣は、8日、就任後初めて東京電力福島第一原子力発電所を訪れ、損傷した原子炉の現状などについて説明を受けたほか、事故の対応に当たる作業員や自衛隊員らを激励しました。
野田総理大臣は、震災からの復旧・復興の加速と原発事故の収束を内閣の最優先課題に掲げており、8日、細野原発事故担当大臣や鉢呂経済産業大臣らとともに福島県を訪れています。
午前中、野田総理大臣は、原発事故対応の拠点となっている運動施設「Jヴィレッジ」を訪れました。そして、事故の対応に当たっている自衛隊員らに対し、「放水や除染などに精力的に取り組み、国民の高い評価や被災者から多くの感謝を受けている。自衛隊の最高指揮官として誇りに思う。心から感謝申し上げる」と頭を下げ、激励しました。
これに対し、自衛隊員らは「士気が高まりました」と応じ、拍手が起きました。
このあと、野田総理大臣は、防護服に身を包んで福島第一原発に入り、原子炉建屋の破損状況などを視察したほか、担当者から事故の収束に向けた取り組みや、損傷した原子炉の現状などについて説明を受けました。
野田総理大臣は、このあと原発周辺の放射線量の高い地域の様子や、伊達市の小学校の除染現場を視察する予定です。
そして8日夜、福島県の佐藤知事らと会談し、国として事故の収束に全力を挙げる考えを伝えるとともに、放射性廃棄物を一時的に管理する中間貯蔵施設の在り方についても意見を交わすことにしています。

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