東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

9月8日のニュース

川内村長ら チェルノブイリで調査へ

東京電力福島第一原子力発電所の事故で警戒区域に指定されている福島県川内村の村長や専門家でつくる調査団が、来月チェルノブイリ原発事故の現地を訪問し、放射性物質の除染対策や住民の健康管理などについて調査することになりました。
この調査は、福島大学の災害復興研究所の呼びかけで、村の一部が警戒区域に指定されている川内村の遠藤雄幸村長など原発周辺の自治体関係者や、医療や社会政策の専門家など20人余りが参加します。
調査団は、来月31日から8日間の日程で、25年前に起きたチェルノブイリ原発の跡地や、今も高い放射線量が計測されている地域にある学校や病院を訪れる予定です。
そして、避難した住民が帰宅した時期や、放射性物質の除染対策、それに住民の健康調査の態勢や補償問題などについて、政府関係者や住民などから聞き取り調査をすることにしています。
福島原発の事故で警戒区域に指定されている自治体の長がチェルノブイリの現地調査をするのは初めてで、川内村の遠藤村長は「原発事故からどのように復興したのか、除染対策や住民への支援を調査して、村の復旧・復興に役立てたい」と話しています。

9月8日のニュース一覧