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9月1日のニュース

汚染水被ばく相次ぎ改善指導

東京電力福島第一原子力発電所では、汚染水の浄化設備で作業をしていた作業員が予定外の被ばくをするケースが相次いでいますが、先月31日午後にも1人の作業員の手首やひじに放射性物質が付着し、被ばくしていたことが分かりました。
原子力安全・保安院は、東京電力に対し、改善を指導しました。
原子力安全・保安院によりますと、先月31日午後6時すぎ、東京電力福島第一原発の汚染水の浄化設備で働いていた下請け企業の50代の男性作業員1人が、作業後に測定したところ、手首やひじから、原発の外への移動が禁止されている値の放射線が検出されました。
放射性物質を含む水が付着したのではないかとみられ、測定後に拭き取ったということです。
作業員がこの作業全体で受けた被ばく量は、0.89ミリシーベルトで、想定していた3ミリシーベルトを下回り、体調の異常などもないということです。
福島第一原発ではこの日の午前中にも下請け企業の男性作業員2人がこの浄化設備の使用済み装置の水を抜く作業をしていたところ、誤って放射性物質を含む水を浴び、0.16ミリシーベルトと0.14ミリシーベルトという微量の被ばくをしました。
また、先月28日にも東京電力の社員2人が、放射線の一種、ベータ線に被ばくし、ベータ線の被ばく限度について事前に計画を立てていなかったことが分かっています。
原子力安全・保安院は、被ばくの教訓が生かされず、報告も遅かったとして、東京電力に対して口頭で改善を指導しました。

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