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9月1日のニュース

2・3号機付近 濃度やや上昇

東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水の調査で、先月31日、2号機と3号機の取水口付近で採取した海水の放射性セシウムの濃度は、前の日に比べやや上昇しました。
福島第一原発周辺では、東京電力が原発の取水口付近のほか、沿岸や沖合などで海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。
このうち2号機の取水口付近で、先月31日に採取した海水から検出された放射性物質は、1cc当たりセシウム134が国の基準の4.8倍の0.29ベクレル、セシウム137が3.9倍の0.35ベクレルでした。
この場所では、4月に国の基準の110万倍のセシウム137が検出されましたが、その後、減少し、最近は横ばい傾向が続いています。
3号機の取水口付近では、セシウム134が国の基準の11倍の0.67ベクレル、セシウム137が8.6倍の0.77ベクレル検出され、2号機の取水口付近とともに前の日に比べやや上昇しています。
このほか、福島第一原発の沿岸の合わせて4か所で、先月31日、また、茨城県の沖合3か所で30日、それぞれ採取した海水からはいずれも放射性物質は検出されませんでした。

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