東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

8月26日のニュース

放射性物質 伝達を話し合う

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、放射性物質による被ばくや食品などの汚染について、一般の人たちに正確に伝えるにはどうすればいいか、内外の専門家が話し合うシンポジウムが千葉市で開かれました。このシンポジウムは千葉市にある放射線医学総合研究所が、海外の放射線の専門家などを招いて開いたもので、各地の医師や救急救命士などおよそ30人が参加しました。
放射能汚染の伝え方をテーマにした討論では、研究所の研究員が、東京の浄水場の水道水から放射性物質が検出されたあと、店頭からペットボトル入りの水がなくなるなど、原発事故を背景に一般の人たちに広がった不安を振り返りました。
また、アメリカ・エネルギー省の付属研究機関のスティーブ・シュガーマンマネージャーは、「アメリカでも福島の事故直後にヨウ素剤を飲む人が出たり、日本にいる社員を避難させる企業が相次いだりしてパニック状態になった」と説明しました。
これに対しIAEA=国際原子力機関の研究員は「事故が起こってから付け焼き刃で知識を得ても不安は解消されない。学校で放射線を学ぶ機会を作るなどして、リスクを判断するための正しい知識を事前に身に着けておくことが重要だ」と指摘していました。
シンポジウムではこのほか、海外への情報発信の在り方などについて意見が交わされました。

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