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8月25日のニュース

10m津波想定 副社長も把握

東京電力が、福島第一原子力発電所で設計段階の想定を超える10メートル以上の津波が来る可能性があるという試算を3年前に行っていたにもかかわらず、国への報告が東日本大震災発生の直前だった問題で、試算した当時、その結果が東京電力の副社長にも伝えられていたことが分かりました。
福島第一原発では、設計段階の想定の5.7メートルを大幅に超える10メートル以上の津波が来る可能性があるという試算が3年前の春行われましたが、東京電力が国に報告したのは東日本大震災発生の4日前に当たる、ことし3月7日だったことが、24日に明らかになりました。
この試算結果について東京電力は、原発の津波対策に取り組んでいる土木学会に調査を委託しましたが、当時の武黒一郎副社長にも伝えられていたことを明らかにしました。
東京電力の松本純一本部長代理は「試算は仮定を積み重ねた計算で、具体的な根拠がないので、外部には公表しなかった」と述べました。
一方、原子力安全・保安院の森山善範原子力災害対策監は、国への報告が震災の直前だったことについて「試算であっても評価の材料になるから、東京電力は早く報告すべきだった。結果的に津波対策は不十分だったと考えている」と述べて批判しました。

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