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8月16日のニュース

放射性物質 取水口付近で僅かに上昇

東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水の調査で、15日、2号機と3号機の取水口付近で採取した海水の放射性セシウムの濃度は、2日連続で僅かに上昇しました。
福島第一原発周辺では、東京電力が原発の取水口付近のほか、沿岸や沖合で海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。
このうち、2号機の取水口付近で15日に採取された海水からは、1cc当たり、セシウム134が国の基準の8.7倍の0.52ベクレル、セシウム137が6.3倍の0.57ベクレル検出され、濃度はいずれも2日連続で前の日より僅かに上昇しました。
この場所は、4月に国の基準の110万倍のセシウム137が検出されたあと減少していましたが、最近は横ばい傾向になっています。
3号機の取水口付近では、セシウム134が国の基準の20倍の1.2ベクレル、セシウム137は16倍の1.4ベクレルで、2日連続で上昇しました。
このほか、沿岸と沖合の合わせて6か所で15日に採取した海水からは、いずれも放射性物質は検出されませんでした。

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