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8月8日のニュース

原発 塩水減らす装置本格運転

東京電力福島第一原子力発電所では、汚染水を処理したあとに廃棄物として大量の塩水が残ることが課題となっていることから、東京電力は水を蒸発させて塩水の量を減らす新たな装置を導入し、本格的な運転を始めました。
福島第一原子力発電所では、津波で押し寄せたり燃料を冷やすために原子炉に注入されたりした海水が汚染水となって地下にたまっていて、東京電力では放射性物質を取り除いたあと、淡水だけを通す特殊な膜でろ過して再び原子炉の冷却に使っています。
しかし、この方法では、淡水として取り出せるのは処理した汚染水の4割だけで、残りの6割は濃い塩水の廃棄物としてたまり続けるのが課題で、今月2日現在、塩水の量は2万1000トン余りに上っています。
このため、東京電力は、塩水から水分を蒸発させて量を減らす新たな装置を導入し、試運転を続けてきました。
この装置は、1台で一日80トンの塩水を50トン余りに減らせるほか、蒸発させた水分を淡水として取り出して原子炉の冷却に利用でき、7日、2台が試運転を終えて本格的な運転に入りました。
東京電力は、同じ機能を持つ装置を今後さらに6台導入し、ことし10月をめどにすべての装置を本格運転させたいとしています。

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