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8月6日のニュース

2・3号機取水口付近 濃度上昇続く

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  • 3号機

東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水の調査で、5日に2号機と3号機の取水口付近で採取された放射性セシウムの濃度は、3日続けて前の日を上回りましたが、東京電力は「変動は僅かで、汚染水の新たな流出はない」としています。
福島第一原発周辺では、東京電力が原発の取水口付近のほか、沿岸や沖合で海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。
このうち2号機の取水口付近では、海水1cc当たり、▽セシウム134が国の基準の11倍の0.65ベクレル、▽セシウム137が8倍の0.72ベクレル検出されました。
この場所では、4月に国の基準の110万倍のセシウム137が検出されたあと減少傾向が続き、今月2日にはこれまでで最も低くなりましたが、今回は3日続けて前の日を上回りました。
また3号機の取水口付近でも、▽セシウム134が国の基準の20倍の1.2ベクレル、▽セシウム137が14倍の1.3ベクレル検出され、3日続けて前の日を上回りました。
東京電力は「若干上昇しているものの変動は僅かで、汚染水の新たな流出はない」としています。
このほか、沿岸の合わせて4か所の調査では、このうち2か所で放射性セシウムが検出されましたが、国の基準を下回っています。

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