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7月29日のニュース

稼働率低く汚染水移送を中断

  • 2号機
  • 3号機

東京電力福島第一原子力発電所では、汚染水の浄化装置の稼働率が目標を下回っていて、東京電力は、汚染水を装置へ運ぶ前に保管している施設の1つで水位が上がり、限界に近づいているとして、2号機や3号機の地下などからこの施設への移送を中断しました。
福島第一原発では、原子炉を冷やすための注水に伴い地下にたまっている高濃度の放射性物質を含んだ汚染水について、浄化したあと再び原子炉に注水する「循環注水冷却」が続けられています。しかし、この要となる浄化装置は、処理能力が設計より低いうえ、トラブルによる停止などもあって、先月17日からの試運転を含め、稼働率は63%と、目標の70%を下回っています。東京電力は、汚染水をこの装置へ運ぶ前に保管している「集中廃棄物処理施設」の建屋で水位が上がり、限界まであと20センチ余りに近づいているとして、2号機や3号機の地下などからこの施設への移送を29日午前、中断しました。東京電力は、汚染水の処理は続いていることから、地下にたまった汚染水が地上にあふれ出すおそれは少なく、この施設への移送は2日程度で再開できるとみています。一方、汚染水の浄化装置のうち、放射性のセシウムを取り除く装置で、29日午前5時ごろ、4つある系統のうち1つでポンプが止まっているのが見つかりました。汚染水の処理量に変化はないということですが、東京電力が原因を調べています。

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