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7月27日のニュース

3号機取水口 前日に続き上昇

  • 3号機

東京電力が、福島第一原子力発電所周辺で行っている海水の調査結果です。
26日採取した3号機の取水口付近の放射性セシウムの濃度が、26日に続き上昇しました。
東京電力は「変動幅の範囲内で、新たな汚染水の流出はない」としています。
まず3号機の取水口付近で26日採取した海水の結果です。
1cc当たりで▽セシウム134が、国の基準の25倍に当たる1.5ベクレル、▽セシウム137が、基準の19倍に当たる1.7ベクレル検出され、いずれも前の日より上昇しました。
この場所では、5月に高濃度の汚染水が流れ込み、直後に国の基準の2万倍に当たるセシウム134が検出されましたが、その後は減少傾向が続き、6月以降は数倍から数十倍の範囲内に収まっています。
このほかの調査地点も、多くの場所で前の日に比べて放射性物質の濃度が上昇していましたが、大きな変動はありませんでした。
これについて東京電力は、「潮の満ち引きの関係で放射性物質の濃度が変動するが、変動幅の範囲内で、新たな汚染水の流出はない」としています。
一方、沿岸と沖合の8か所で行った調査では、いずれの場所でも放射性物質は検出されませんでした。

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