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7月26日のニュース

汚染水浄化装置 またトラブル

東京電力福島第一原子力発電所で、放射性物質に汚染された水を再び原子炉の冷却に利用するシステムのうち、汚染水から放射性物質を取り除く装置のポンプの1つが25日夜に止まっているのが見つかり、作業員がポンプを再起動して復旧させました。
事故の収束の要となるシステムでトラブルが続くことから、東京電力は監視を強化しながら原因を慎重に調べています。
停止していたのは、放射性物質に汚染された水を再び原子炉の冷却に利用する「循環注水冷却」システムのうち、汚染水から放射性セシウムを取り除く装置で、25日午後9時半ごろ、処理した水を送り出す4つのポンプのうち1つが止まってるのを作業員が見つけました。
このためポンプを再起動させ、およそ30分後に通常の状態に戻ったということです。
東京電力は、いつから停止していたかは分かっていないとしていますが、冷却システム全体には影響はなく、原子炉の温度にも変化はなかったとしています。
しかし事故の収束の要となるシステムでは、本格運転が始まってからおよそ一か月たってもトラブルが続くことから、東京電力は監視を強化しながら原因を慎重に調べています。

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