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7月26日のニュース

東電福島第一原発周辺 僅かに上昇

  • 3号機

東京電力が、福島第一原子力発電所周辺で行っている海水の調査結果です。
24日採取した海水の放射性物質の濃度に、大きな変動はありませんが、多くの調査地点で、僅かに濃度が上昇しています。
福島第一原発周辺では、東京電力が、原発の取水口付近のほか、沿岸や沖合で海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。
3号機の取水口付近では、採取した海水の放射性セシウムの濃度が、23日、調査を初めてから最も低い値になりました。
24日は、1cc当たりで、セシウム134が国の基準の9.2倍に当たる0.55ベクレル、セシウム137が基準の6.9倍に当たる0.62ベクレル検出され、僅かながら上昇しています。
この場所では、5月に高濃度の汚染水が流れ込み、直後に国の基準の2万倍に当たるセシウム134が検出されています。
また、このほかの調査地点の多くでも、前日に比べて僅かながら数値が上昇しています。
一方、沿岸の2か所で行った調査では、いずれも放射性セシウムが検出されましたが、国の基準は下回りました。
東京電力は「引き続き調査を続けていく」としています。

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