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7月18日のニュース

3号機取水口付近 さらに低下

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東京電力が、福島第一原子力発電所周辺で行っている海水の調査結果です。
17日に採取した海水の放射性物質の濃度に大きな変動はありませんが、3号機の取水口付近のセシウム134は、前の日より下がって基準の4倍程度となっています。
福島第一原発周辺では、東京電力が、原発の取水口付近のほか、沿岸や沖合で海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。
17日に3号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たりでセシウム134が国の基準の4.3倍に当たる0.26ベクレル、セシウム137が基準の3.2倍に当たる0.29ベクレル検出され、いずれも前の日より下がりました。
この場所は、5月に高濃度の汚染水が流れ込み、直後に国の基準の2万倍に当たるセシウム134が検出されましたが、その後、値は減少傾向が続いています。
一方、4月に基準の750万倍の濃度が検出された2号機の取水口付近の海水のヨウ素131は、2日連続で検出されませんでした。
また、沿岸と沖合の合わせて9か所で行った調査では、沿岸の3か所で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも国の基準を下回りました。
東京電力は「海水の放射性物質の濃度は、横ばいか、若干の減少傾向にあり、汚染水の流出はないと判断している」と話しています。

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