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7月12日のニュース

汚染水浄化設備 運転再開

  • 1号機
  • 3号機

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の浄化設備で、12日朝、液体が漏れ出しているのが見つかり、設備の運転が一時、停止されていましたが、東京電力は、原因となった金属製の継ぎ手を交換したうえ、午後5時前から運転を再開しました。
このトラブルは、12日午前8時40分ごろ、汚染水の浄化設備のうちフランス製の装置で、液体が漏れ出しているのが見つかったもので、東京電力は設備の運転を停止し、漏れが見つかった放射性物質を取り除くための薬剤を投入する継ぎ手付近を調査していました。
この場所からは、10日も汚染水が漏れ出すトラブルがありましたが、その際、塩化ビニール製から取り替えた金属製の継ぎ手が、薬剤によって腐食したことが原因だったことが分かり、東京電力は、継ぎ手を腐食に強いステンレス製のものに取り替えたうえ、12日午後5時前に運転を再開しました。
この汚染水の浄化設備は、事故の収束に向けた工程表の「ステップ1」で実現することになっている、原子炉の安定的な冷却の要となるものですが、期限である17日を前に、今なお不安定な状態が続いています。
一方で、福島第一原発3号機では、12日、水素爆発を防ぐため、格納容器に窒素を注入する配管を接続する工事が行われました。
工事は15分ほどで終了し、東京電力は、原子力安全・保安院の了解を得たうえで、数日中にも窒素の注入を開始する予定です。
1号機から3号機への窒素の注入は、事故の収束に向けた工程表でも「ステップ1」の期間内に行うことになっていましたが、これで対象となるすべての原発で注入が始まることになります。
細野原発事故担当大臣は「汚染水の処理もまだ完璧にうまくいっているわけでなく、ステップ1の完了までには、しっかりやらなければならないことがあるが、窒素の注入は、水素爆発を防ぐ重要なプロセスであり、配管を接続できたことは称賛したい」と話しています。

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