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6月30日のニュース

汚染水浄化設備 運転を再開

  • 汚染水貯蔵タンク

東京電力福島第一原子力発電所で汚染水を浄化して原子炉を冷却する「循環注水冷却システム」のうち、30日午後からトラブルで停止していた汚染水の浄化設備は、午後7時半すぎに運転を再開しました。
30日午後2時半ごろ、福島第一原発で、循環注水冷却システムの汚染水の浄化設備のうち、放射性物質を取り除くフランス製の装置で、およそ10分間に5種類の警報が次々と作動して運転を自動的に停止しました。
東京電力が装置の復旧作業を進めて午後7時前から浄化設備の試運転を行った結果、問題なく動いたということで、午後7時40分ごろから本格的に運転を再開したということです。
この間、浄化した水を原子炉に注水する循環注水は続いていたということです。
作動した警報には、処理後の水をためるタンクの水位が極端に下がったことを示すものや、ガスを排気する装置の故障を示すものなどがあったということで、東京電力がなぜ警報が作動したのかなどトラブルの原因を詳しく調べています。
循環注水冷却のシステムは今月27日にスタートしましたが、水漏れなどのトラブルで停止するケースが相次いでいます。

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