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6月23日のニュース

浄化設備 汚染水流れに偏りか

東京電力福島第一原子力発電所で、高濃度の汚染水から放射性物質を取り除く浄化設備の性能が予定より低くなっている問題で、装置の放射線量の上がり方に不自然な点があることから、東京電力では、内部の汚染水の流れが偏っている可能性があるとみて原因を調べています。
福島第一原発では、汚染水の浄化設備の本格運転再開が遅れているなか、これまで放射性セシウムの濃度を1000分の1にまで下げる能力があると考えられていたアメリカ製の装置が、実際の試験運転では、100分の1程度までしか濃度を下げられていないことが、22日に新たに明らかになりました。
この装置は、「吸着塔」と呼ばれる容器が6つ連なった構造をしていて、上流側の吸着塔でより多くの放射性物質が取り除かれるため、下流側は放射線量があまり上がらないはずでした。
ところが、最も下流側の吸着塔周辺の放射線量が、21日の試験運転の時は最大で1時間当たり3ミリシーベルトだったのが、22日の試験運転では、最大15ミリシーベルトに跳ね上がったということです。
このため東京電力では、何らかの理由で汚染水が上流側の吸着塔に十分に流れ込まず、下流側に集中しているために、装置全体の性能が落ちている可能性があるとみて原因を調べています。

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