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6月15日のニュース

汚染水浄化へ 仏製装置試運転

  • 汚染水貯蔵タンク

東京電力福島第一原子力発電所では、汚染水の浄化設備で、フランスのメーカーが製造した放射性物質を取り除く装置の試運転が行われています。
たまり続ける汚染水は、その移送先の限界が迫るなか、浄化設備が対策の鍵となっていて、東京電力は、17日から本格的な稼働を目指しています。

福島第一原発では、原子炉に注入した水が、高濃度の汚染水となって、すでに11万トン以上たまっていて、さらに毎日、およそ500トンのペースで増え続けているとみられることから、東京電力は、新たな移送先の確保を急ぐとともに、浄化設備の稼働が汚染水の対策の鍵となっています。
15日は、午後1時10分ごろから、フランスのメーカーが製造した特殊な化学物質によって、放射性物質を取り除く装置の試運転が始まり、比較的濃度が低い汚染水を使って性能を確認する作業が行われています。
浄化設備では、14日、アメリカのメーカーが製造した放射性のセシウムを取り除く装置で、試運転がおよそ10時間行われ、セシウムが、およそ3000分の1に減ったということです。
試運転は、さらに、フランス製とアメリカ製の2つの装置を組み合わせて行ったうえで、16日から17日にかけては、設備全体で行う予定です。
東京電力は、浄化設備で、放射性物質の濃度を1000分の1から1万分の1程度に減らしたうえで、用意した仮設のタンクにためる計画ですが、試運転の開始は、水が送れなくなるなどのトラブルが重なり4日遅れました。
東京電力は、5日間予定していた試運転を1日短縮したうえで、17日から高濃度の汚染水を処理する本格的な稼働を目指すことにしています。

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