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6月13日のニュース

避難の目安超で放射線量を測定

原発事故の影響で、一部の地区で避難の目安となる放射線量を超えている福島県伊達市の霊山町では、13日、伊達市と国が合同で、放射線量を測定する調査を行いました。
伊達市は避難などの対象にはなっていないものの、国の調査で、霊山町の3か所で計画的避難区域の目安となる放射線量を超え、一部の住民が自主的に避難するなどの動きが出ています。
13日の調査は、伊達市としても実態を把握しようと、国に呼びかけて実施したもので、市の職員が国の担当者とともに、放射線量が目安を超えた霊山町の上小国地区を訪れ、放射線量を測定しました。
調査は半径20メートルほどの範囲で行われ、地上から1メートルの高さで測った結果、目安は下回ったものの、比較的高い放射線量が測定されたということです。
伊達市の担当者は「きょうの調査で具体的な場所や調査の方法が確認できたので、今後、市としても調査を続けて、実態の把握に努めたい」と話していました。
一方、国は12日までに福島県と合同で、伊達市内の住宅の敷地や道路など645か所で調査を行っていて、今週中をめどに調査結果を公表することにしています。

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