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6月4日のニュース

2号機建屋 高湿度は変わらず

東京電力福島第一原子力発電所で、湿度が99.9パーセントと高く作業が難しくなっている2号機の原子炉建屋について、東京電力は、水蒸気の発生源とみられる燃料プールの冷却装置を稼働させたところ水温が下がったため、4日、建屋内の調査を行いました。
しかし、湿度は変わっていないことが分かり、東京電力は、プールの水温が下がって日数がたっていないためまだ効果が現れていないとして、今後の推移を監視しながら対策を検討することにしています。
福島第一原発2号機は、原子炉建屋の放射線量が比較的高いうえ、使用済み燃料プールが発生源とみられる水蒸気の影響で湿度が99.9パーセントと高く、防護服やマスクを着用して作業するのが難しい状況です。
こうしたなか、東京電力は、2号機の燃料プールに冷却装置を設置し、先月31日から運転を始めたところ、運転前に70度ほどだった水温は4日午前11時現在で33度にまで下がりました。
このため東京電力は、建屋内の湿度が下がっている可能性があるとして、4日の午前中、作業員4人が中に入って湿度や温度などのデータを収集しました。
その結果、建屋内の湿度は99.9%と依然として高いことが分かり、温度も35度程度で、燃料プールの冷却前と比べてほとんど変わっていませんでした。
これについて、東京電力は「燃料プールの水温が下がって数日程度しかたっていないので、まだ効果が現れていない」として、今後の推移を監視しながら対策を検討することにしています。
2号機では、早ければ今月中旬に、水素爆発を防ぐための窒素の注入や原子炉内の水位計の校正に取りかかるなど、原子炉の安定的な冷却に向けて作業が始まる予定でしたが、環境が改善しないと作業が難航することも予想されます。

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