東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

6月4日のニュース

出向という形で看護師流出防止を

東京電力福島第一原子力発電所の事故で避難区域の外に移った看護師などが、そのまま戻らなくなるのを防ごうと、福島県などは区域内にある元の勤務先に在籍したまま、出向という形でほかの施設で働ける制度の活用を広く呼びかけることになりました。
原発事故で避難区域となった福島県の双葉町や浪江町などでは、看護師や保健師、それに助産師などが区域の外に避難し、そのまま就職するケースが相次いでいます。
福島県や医師会などは、こうした状況が続けば原発事故が収束したあと、これらの区域が深刻な人材不足に陥るおそれがあるとして対策を検討してきました。
その結果、元の勤務先との雇用契約を残したまま、出向という形でほかの施設で働ける制度の活用を広く呼びかけ、区域外の病院などに協力を求めていくことになりました。
この制度を利用する場合、契約期間は元の勤務先が再開するまでとされるため、看護師などは、区域内に戻りやすくなっています。
これについて、福島県医師会の星北斗常任理事は「原発事故が収束し、復興に向かうときに人材がいないのでは地域医療は崩壊してしまう。地元で働いていた看護師などが安心して帰って来ることができる環境作りをしていきたい」と話しています。

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