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5月30日のニュース

1号機建屋の地下水も高濃度

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核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」が起きたとみられる東京電力福島第一原子力発電所の1号機の原子炉建屋地下にたまっている汚染水は、放射性セシウムの濃度が1cc当たり200万ベクレルを超えるなど高い濃度の放射性物質が含まれていることが、東京電力の解析で分かりました。
福島第一原発の1号機では、メルトダウンによって原子炉に穴が開き、さらに格納容器も損傷したとみられ、漏れ出した高濃度の汚染水が原子炉建屋の地下に大量にたまっています。
東京電力は、27日に作業員が原子炉建屋に入り、地下にたまった汚染水を採取し、放射性物質の種類や濃度を調べていました。
その結果、放射性物質の濃度は1cc当たり▽セシウム134が250万ベクレル、▽セシウム137が290万ベクレル、▽ヨウ素131が3万ベクレルと、高い濃度であることが分かりました。
これは、2号機のタービン建屋の地下から見つかった汚染水とほぼ同じレベルの高い濃度で、東京電力は、溶け落ちた核燃料に含まれる放射性物質が損傷した原子炉や格納容器から漏れ出てきたものとみています。
事故の収束に向けた工程表では、この汚染水を配管を通じて外に出して冷やし、再び原子炉の中に入れるという循環型のシステムを構築する計画ですが、東京電力は、作業員が容易には近づけない高い濃度としていて、今後、詳しい分析をして汚染水の処理方法を検討することにしています。

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