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5月28日のニュース

医師派遣し24時間健康管理

厚生労働省は、全国の労災病院の医師を東京電力福島第一原子力発電所に派遣し、復旧に当たる作業員の健康管理を24時間行う態勢を29日から整えることになりました。
これは厚生労働省の小宮山洋子副大臣が会見して明らかにしました。
福島第一原発では現在、九州の大学病院から派遣された医師が作業員の診察などを行っていますが、交代要員が少ないため、二日に一度は夜間の医師が不在となっています。
今月14日には、60代の作業員の男性が医師がいない時間帯に心筋梗塞で倒れて死亡し、医療体制の強化が課題になっていました。
このため、厚生労働省は、29日から全国に30ある労災病院の内科や放射線科などの医師を福島第一原発に交代で派遣することになりました。
これによって、原発の復旧に当たる作業員の健康管理を24時間行える態勢が整うことになります。

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