東京電力 福島第一原発事故 関連ニュース

5月25日のニュース

1・2号機 格納容器に穴か

  • 1号機
  • 2号機
  • 3号機

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、原子炉の格納容器が損傷し、高濃度の汚染水が外に漏れ出ていますが、東京電力が行った解析で、1号機では格納容器に直径7センチ相当の穴が、2号機では直径10センチ相当の穴が開いている可能性のあることが分かりました。
福島第一原発では、1号機から3号機まで核燃料が溶け落ちる、いわゆるメルトダウンが起き、原子炉の底に穴が開くとともに格納容器も損傷したとみられ、大量の汚染水が外に漏れ出しています。
東京電力は格納容器にどの程度の損傷が起きているのか、地震のあとに実際に計測された原子炉や格納容器の圧力の変化などを基に解析しました。
その結果、1号機では地震から18時間後に格納容器に直径3センチ相当の穴が開き、さらに50時間後以降に直径7センチ相当の穴が開いた可能性があるということです。
また、2号機についても、地震からおよそ21時間後に格納容器に直径10センチ相当の穴が開き、さらに3月15日に圧力抑制室=サプレッションプールで爆発音があった以降、圧力抑制室に直径10センチ相当の穴が開いた可能性があるということです。
東京電力では、「あくまで解析で出た結果で、実際にこうした大きさの穴が開いているかどうかは分からない」と説明し、今後、格納容器の漏えい箇所の特定などを進めるとしています。

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