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5月24日のニュース

外部電源喪失 揺れで設備故障

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、原子炉を冷却するための外部電源が失われたのは、送電線の設備が地震の揺れによって壊れたり、ショートが起きたりしたことが主な原因であることが東京電力が国に提出した報告書で明らかになりました。
東京電力福島第一原子力発電所では、3月11日の地震発生直後に外部電源が失われ、復旧には10日以上かかるなど原子炉の冷却が滞りました。
東京電力は、外部電源が失われた原因についての報告書を経済産業省の原子力安全・保安院に提出し24日に公表しました。
それによりますと、福島第一原発に非常用の電気を送る6系統の送電線のうち、4系統では揺れのため電線が鉄塔に触れてショートが起き、残りの2系統ではスイッチなどの設備が壊れたということです。
この影響で送電線の安全装置が働き、送電できなくなったということです。
このうち、5号機と6号機に電気を送る敷地内の送電線の鉄塔の一つは倒壊していたことも分かり、東京電力は大規模に崩落した近くの盛り土がなだれ込んだのが原因だとしています。
さらに非常用の電源を供給する新福島変電所では、ケーブルが切れたり変圧器にひびが入ったりする、さまざまな被害が出て復旧に時間がかりました。
東京電力は、これらの設備は地震の揺れに対して余裕をもった設計をしていたと説明していますが、なぜ壊れたのか揺れのデータを基に調べることにしており、電力各社も同じような非常用の設備の耐震性を検証し直すことが求められています。

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