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5月23日のニュース

汚染水 移送先が満杯の見通し

  • 2号機
  • 3号機

東京電力福島第一原子力発電所では、2号機と3号機のタービン建屋などにたまっている高濃度の汚染水が敷地内の施設に移送されていますが、あと3日から4日で満杯になり移送は中断される見通しです。
汚染水を処理する新たな施設が完成する来月中旬まで、東京電力は建屋などに残った汚染水が漏れ出さないよう難しい対応を迫られます。
福島第一原発の2号機と3号機には、高濃度の放射性物質に汚染された水が、タービン建屋やトレンチと呼ばれるトンネルなどに、合わせておよそ4万7000トンたまり、復旧作業の妨げとなっています。
このため東京電力は、敷地内の集中廃棄物処理施設に2号機の1万トン、3号機の4000トンを移送していますが、2号機の移送先はあと4日ほど、3号機の移送先はあと3日ほどで満杯になり、移送は中断する見通しです。
事故の復旧に向けた工程表で東京電力は、高濃度の汚染水を本格的に処理する施設を設けるとしていますが、完成は来月中旬の予定です。
2号機と3号機のタービン建屋の汚染水の水位は横ばいの状態が続いていて、汚染水が直ちに海や地下水に漏れる危険性はないとしていますが、東京電力は、新たな施設が稼働するまでの間、移送先にさらに水を送ることができないか慎重に検討するとともに、残った汚染水が漏れ出さないよう警戒することにしています。
福島第一原発では先月と今月、汚染水が相次いで海に流出したことから、東京電力は漏れ出た穴を塞ぐなどの対策を取っていますが、ほかに漏れるルートはないか確認を続けるなど難しい対応を迫られそうです。

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