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5月20日のニュース

1号機 作業員が汚染水を調査

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東京電力福島第一原子力発電所の1号機では、核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」によって漏れ出したとみられる高濃度の汚染水が大量に地下にたまっていて、この汚染水を処理して冷却機能を構築する方法などを検討するため、20日、作業員が原子炉建屋に入り、汚染水の調査などを行いました。
福島第一原発の1号機では、核燃料の「メルトダウン」が起きて原子炉に穴が開き、さらに格納容器も損傷して、高濃度の汚染水が漏れ出しているものとみられていて、原子炉建屋の地下には大量の汚染水がたまっているのが1週間前に確認されました。
今週発表された新たな工程表にも盛り込まれた冷却機能の構築には、この汚染水の放射性物質を減らして再利用する必要があるため、2人の作業員が20日午前9時半からおよそ1時間にわたって原子炉建屋に入り、汚染水の調査を行いました。
作業員は汚染水の上にある階段から観察を行った結果、水位はおよそ4.2メートル余りあり、1週間前よりわずかに上昇していることが分かったということです。
続いて午前10時45分からは別の4人の作業員が1時間半にわたって、原子炉建屋に入り、「ガンマカメラ」と呼ばれる放射線の分布を写すカメラで建屋の1階を調査して、どの場所で強い放射線が出ているかを調べました。
東京電力は20日の調査で得られた結果を分析したうえで、今後、冷却機能を構築する方法や、そのための作業手順などについて検討することにしています。

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