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5月19日のニュース

3号機原子炉建屋にも作業員

東京電力福島第一原子力発電所では、3号機の原子炉建屋にも、水素爆発以来初めて作業員が入り、放射線の量などを調べました。
これで、震災の発生時に運転中だった1号機から3号機のすべての原子炉建屋に作業員が入ったことになります。
福島第一原発では、水素爆発を防ぐため窒素を注入することや、格納容器から漏れ出した水を原子炉に循環させて冷却を進める計画が、新たな工程表にも盛り込まれ、原子炉建屋の中の作業環境を整備することが急がれています。
このため、震災の発生時に運転中だった1号機から3号機のうち、1号機の原子炉建屋には今月5日に、2号機にも18日の朝に作業員が入って、内部の放射線量の計測を行いましたが、残された3号機にも18日の午後4時半から10分程度、2人の作業員が入りました。
作業員は、窒素の注入経路となる格納容器の扉付近などを調べた結果、1時間当たり160~170ミリシーベルトという高い放射線量を計測し、東京電力は「今の状態では、窒素注入の準備作業を行うのは難しい」としています。
建屋に入った2人の作業員の被ばくの量は、2~3ミリシーベルトだったということです。
3号機の原子炉建屋に作業員が入ったのは、震災から3日後の3月14日に水素爆発が起きて以来、初めてで、これで福島第一原発では、震災の発生時に運転中だった1号機から3号機のすべてに作業員が入ったことになります。
一方、18日の朝に4人の作業員が入った2号機の様子も、19日、明らかになりました。
作業員は、原子炉建屋1階の南側にある二重扉から入って、格納容器の周りを1周し、放射線の量を計測していきました。
その結果、高いところで50ミリシーベルト、低いところで数ミリシーベルト程度の数値を計測したということです。
また、水たまりが3か所で見つかり、なかには雨のように上から水が降っている場所もありましたが、これは上の階にある使用済み燃料プールの蒸気が冷えて水になり、降ったものとみられています。
東京電力は「2号機は、1号機より放射線量は低く、湿気を取り除けば比較的作業はしやすいのではないか」と話しています。

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