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5月15日のニュース

計画的避難区域 住民が避難先へ

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、「計画的避難区域」に設定された福島県飯舘村の全域と川俣町の一部の地区では、15日から小さな子どもや妊娠中の女性がいる世帯の避難が始まり、住民が避難先に移りました。
「計画的避難区域」に設定された飯舘村の全域と川俣町の山木屋地区では、合わせて7700人の住民が今月下旬までに対象地区の外に避難するよう求められています。
このうち飯舘村では、優先的に避難してもらう、小さな子どもや妊娠中の女性がいる10世帯の避難が始まりました。
15日午後、村役場で開かれた出発式には、避難する住民たちが集まり、菅野典雄村長が「先祖代々住み続けた村から移転させることになって、大変申し訳ない。村民の健康被害を考えると計画的避難を進めなければならず、村として1日でも早く戻れるよう手を尽くしたい」とあいさつしました。
そして役場の職員が見送るなか、住民たちは荷物を積み込んだ自家用車などで避難先に向かいました。
このうち、飯舘村から30キロ余り離れた福島市内の公務員宿舎には4世帯が避難しました。
住民たちは村の職員から鍵を渡され、入居する部屋を案内されたあと、布団や台所用品などの荷物を運び入れていました。
生まれたばかりの子どもがいる11人家族の男性は、「ようやく放射線を心配せずに生活ができるようになって、ひとまずほっとしています。新しい環境のなかで赤ん坊を育てることなど、大変なこともありますが、家族が協力して頑張っていきます」と話していました。
一方、川俣町でも乳幼児などがいる8世帯が避難を始め、町内の公営住宅に移りました。
飯舘村と川俣町では、18歳未満の子どもがいる世帯も16日以降避難を始める予定で、飯舘村ではそのあと、放射線量の高い地域に住む住民から順次避難してもらうことにしています。

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