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5月15日のニュース

計画的避難区域 住民の避難始まる

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、「計画的避難区域」に設定された福島県飯舘村の全域と川俣町の一部の地区では、小さな子どもや妊娠中の女性がいる世帯の避難が始まりました。
「計画的避難区域」に設定された飯舘村の全域と川俣町の山木屋地区では、合わせて7700人の住民が今月下旬までに対象地区の外に避難するよう求められています。
このうち、川俣町の山木屋地区では、優先的に避難してもらう6歳未満の乳幼児や園児、それに妊娠中の女性がいる世帯、8世帯の避難が始まりました。
午前中、地区の公民館で出発式が行われ、古川道郎町長が「住み慣れた地区を離れるのはつらいことだと思います。命と健康を守るための判断だと理解し、思いを一つにして、この困難を乗り越えて行きましょう」とあいさつしました。
このあと住民の代表が、避難先となっている町内の公営住宅の鍵を受け取り、役場の職員らが見送るなか、マイカーなどで出発しました。
妻と子どもの家族7人で避難するという佐藤健さんは、「小さな子どもがいるので、しかたがありません。また戻れる日が来るまで頑張るだけです」と話していました。
一方、飯舘村でも、乳幼児などがいる世帯を対象に午後から避難を始める予定で、住民たちは自宅で荷物を詰めるなどの作業に追われました。
生まれたばかりの子どもがいる11人家族の男性は、「原発事故さえなければ引っ越しする必要もなく、悔しいです。避難すると職場や学校が離れてしまうので、できれば早く戻ってきたい」と話していました。
飯舘村では、乳幼児がいる世帯などに続いて、18歳未満の子どもがいる世帯、それに放射線量の高い地域に住む世帯から、順次、避難してもらうことにしています。

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