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5月13日のニュース

1号機 汚染水の流出先調査が課題に

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核燃料が溶け落ちる、いわゆる“メルトダウン”が起きていたことが分かった東京電力の福島第一原子力発電所の1号機では、格納容器から漏れたとみられる高濃度の汚染水の流出先が今も分からないままです。
流出が最も疑われる原子炉建屋の地下では、高い放射線量が予想され、今後、どのように調査を行うのかが大きな課題となります。
福島第一原発の1号機では、いわゆる“メルトダウン”が起きて原子炉に穴が開き、さらに格納容器も損傷して高濃度の汚染水が漏れ出ているものとみられます。
その量ははっきり分かっていませんが、事故発生以来、合わせて1万トン以上の水が原子炉に注ぎ込まれてきたのに対して、原子炉や格納容器にたまった水はその半分にも満たないとみられ、蒸発した分を差し引いてもかなりの量が漏れ出ていると考えられています。
ところが、汚染水がどこに流れ出ているのかは今もよく分からないままです。
流出が最も疑われる原子炉建屋の地下は、高い放射線量が予想されるため、これまでのところ作業員が入ることができず、無線で遠隔操作するロボットによる調査も地下で無線が届かなくなるおそれもあるということです。
このため東京電力は、ロボットでの調査の方法をさらに検討することにしていますが、ロボットが入れない場合、どのように調査を行うのかが大きな課題となります。
また、原子炉を冷却するために注水を続けるかぎり汚染された水の流出も増え続け、事態収束の妨げとなるおそれもあることから、東京電力は、今後、汚染水を回収して浄化し、原子炉の冷却に再利用する仕組みの構築についても検討を進めたいとしています。

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