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5月9日のニュース

腐食進展抑制でプールに薬剤

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、使用済み燃料プールを冷やすために入れた海水によって配管などの腐食が懸念されるとして、東京電力は、9日、3号機と4号機のプールに、腐食の進み具合を遅らせる効果のある薬剤を入れました。
福島第一原発では、事故で冷却機能が失われたあと、原子炉や使用済み燃料プールを冷やすために、真水の代わりに、一時、海水を注入しました。
このうち、3号機と4号機の燃料プールには、それぞれ4556トンと721トンという比較的大量の海水が入れられ、海水に含まれる酸素や塩素によって、配管などの腐食が進むことが懸念されています。
このため、東京電力は、9日、ヒドラジンという水の中の酸素を取り除く効果がある薬剤を混ぜた水を、3号機のプールに80トン、4号機には100トン注水しました。
東京電力によりますと、これによって酸素による腐食の進展を抑えることができる可能性がありますが、海水に含まれる塩素への効果は期待できないということで、別の方法で塩分の除去を検討するということです。
東京電力では、今後、2号機のプールについても薬剤を混ぜた水を入れる予定で、効果を慎重に確かめることにしています。

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