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5月8日のニュース

1号機 建屋の入り口を開放

東京電力福島第一原子力発電所1号機で、原子炉建屋の中に人が入って作業ができるまで放射性物質の濃度が下がったとして、東京電力は8日午後8時すぎ、原子炉建屋の入り口を開放した状態にしました。
早ければ9日未明に作業員が建屋の中に入り、冷却機能の回復に向けた作業を本格化させることにしています。
復旧作業が進む1号機について、東京電力は、原子炉建屋の中に人が入って作業を行うため、空気を浄化する装置を動かした結果、建屋の中の放射性物質の濃度が全面マスクをつけて作業を行うことができる値まで下がったということです。
このため、国の了承を得て福島県など関係の自治体や関係国に連絡したうえで、8日午後8時8分、原子炉建屋の入り口を開放した状態にしました。
東京電力によりますと、入り口の開放に伴って、放射性物質の外部への漏えいが予想されるため、入り口に設置した特殊なテントをそのままにして、換気用の配管の一部を外し、8時間かけて空気の入れ替えを行うということです。
環境への影響について、東京電力は、敷地周辺で観測される空気中の放射性物質の濃度は法令で定められた限度以下で、最も高いと予測される場所での被ばく量も十分小さいとして、この評価については国も妥当だとしています。
東京電力では、放射線量などを監視しながら、8時間後の9日午前4時ごろ、特殊なテントを外したうえで、保安院の職員の立ち会いのもと建屋の中に作業員が入り、放射線量の測定などを行うということです。
そして問題がなければ、格納容器を水で満たす「冠水措置」に必要な水位計の補正や、「循環型の冷却システム」に使う配管の点検などを行うということで、1号機の原子炉の冷却機能の回復に向けた作業を本格化させることにしています。

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