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1号機建屋入り口の扉開放へ

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放射性物質に汚染された空気の浄化が続けられている東京電力福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋では、早ければ8日にも冷却機能回復に向けた作業を本格化させるため、建屋の入り口を開けた状態にする予定です。
東京電力は、微量の放射性物質が漏れ出すと予想されるものの周辺の環境への影響はほとんどないとしています。
東京電力は、福島第一原発1号機の原子炉建屋で、5日の午後4時半ごろから空気を浄化する装置を動かして、中の空気から放射性物質を取り除いて再び建屋に戻しています。
空気中の放射性物質の濃度は、6日の午前中から低下し、7日午前3時18分には放射性のセシウムで1立方センチメートル当たりおよそ0.001ベクレルと、東京電力が目標としている値の10分の1程度に下がっているということです。
東京電力は、引き続き浄化装置を動かし、放射性物質の濃度をできるだけ下げたうえで、早ければ8日午後にも冷却機能回復に向けた作業を本格化させるため、建屋の入り口の扉を開けた状態にすることにしています。
東京電力は微量の放射性物質が漏れ出すと予想されるものの周辺の環境への影響はほとんどないとしていますが、福島県や経済産業省の原子力安全・保安院などに事前に連絡するとしています。
そして、作業員が建屋の中に入り、格納容器を水で満たす「冠水措置」に必要な水位計の設置や、そのあとの「循環型の冷却システム」の実現に向けた配管の点検といった作業を本格化させたいとしています。
一方、福島第一原発3号機では、原子炉の温度が徐々に上がる傾向にあり、圧力容器の底の部分では、7日午前11時には150.3度と、この10日間ほどでおよそ40度上昇しており、東京電力は、原子炉への注水量が減っているためではないかとみて、近く別の配管に切り替えることにしています。
切り替えにはタービン建屋での作業が必要ですが、ここには2号機から高濃度の汚染水を集中廃棄物処理施設へ移送するホースが通っていて、東京電力は作業員の被ばくを避けるため、7日、移送を一時、中断して配管の点検などを行いました。

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