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2号機の取水口付近 濃度低下

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東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水の調査で、2号機の取水口付近で5日、検出された放射性のヨウ素の濃度は国の基準の240倍で、調査を始めて以来、最も低くなったほか、沿岸や沖合の多くのところで基準を下回りました。
東京電力は「濃度は下がりつつあるが、注意深く監視を続ける」としています。
東京電力によりますと、福島第一原発の2号機の取水口付近で、5日朝、採取した海水から1cc当たり9.4ベクレルのヨウ素131が検出されました。
ここは「ピット」と呼ばれる施設から高濃度の汚染水が流れ込んでいた場所で、調査を始めた先月2日には、国の基準の750万倍のヨウ素131が検出されましたが、5日は基準の240倍で、これまでで最も低くなりました。
このほか、原発の沿岸と沖合の合わせて23の調査地点で検出された放射性物質の濃度は、沿岸の3か所を除く多くのところで基準を下回りました。
東京電力は「2号機の取水口付近では汚染水の流出を防ぐため、特殊なフェンスを設置しており、その効果で沿岸や沖合の放射性物質の濃度は下がりつつあるが、引き続き注意深く監視したい」としています。
一方、文部科学省の調査では、原発から40キロ北の深さ30メートルの海底の土から、それぞれ1キログラム当たり93.9ベクレルのセシウム137と、80.2ベクレルのセシウム134が今月3日に検出されました。
また、先月29日に原発から50キロ南の沖合で行った調査では、当初、「放射性物質は検出されなかった」と発表していましたが、検出できる最小の値を見直して改めて分析した結果、1キログラム当たり32.3ベクレルのセシウム137など放射性物質が検出されていたと発表しました。
海底の土に含まれる放射性物質の濃度を定めた国の基準はありませんが、文部科学省は「魚介類への影響を調べるため、調査を強化したい」としています。

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