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5月1日のニュース

1号機 水位把握が冷却の課題

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東京電力福島第一原子力発電所の1号機では、格納容器を水で満たす冷却に向けて注水量を試験的に増やした結果、水位を把握できないという課題が浮上しました。
格納容器を水で満たすうえで水位の把握は不可欠で、東京電力は、水位計の設置など新たな対策の検討を迫られています。
福島第一原発の1号機では、格納容器を燃料の高さまで水で満たして原子炉を冷却できるか調べるため、先月27日から2日間、原子炉への注水を試験的に増やし、その間の原子炉や格納容器の状態を詳しく調べました。
その結果、原子炉の温度や格納容器の圧力が低下することが確認されたものの、上昇すると考えられていた格納容器内部の水位は把握できないままだったということです。
原子炉の下部の温度が100度前後からは下がらなかったため、格納容器の水位はそこまで達していないとみられていますが、今後、水で満たす作業を本格的に進めるうえでは、水位の把握が不可欠で、東京電力は、格納容器の外側に水位計を設置するなど、新たな対策の検討を迫られています。
一方、福島第一原発では、放射性物質に汚染された水を一時的な保管先に移す作業が続けられ、このうち、最も濃度が高いとされる2号機では、「トレンチ」と呼ばれるトンネルの水位が、1日午前7時の時点で地上の出口から84センチでした。
移送を始めてから10日余りでの水位の低下は4センチにとどまり、何らかのルートで水の流入が続いているとみられます。
また、3号機のトレンチでは汚染水の水位の上昇が続き、東京電力が移送に向けた準備を進めているほか、6号機のタービン建屋では、比較的濃度の低い水がたまり続け、設備がつかって被害を受けるおそれが出てきたことから、仮設タンクへの移送が新たに始まりました。

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